38歳精神科医が腹筋割るログ

38歳3児の父が理想の体を目指して奮闘しつつ筋トレ情報を語るlogです。

ダイエット開始は自転車と同じでこぎだしが大変[人生を豊かにする自己効力感の話]

みなさんはどのようにダイエットを開始しているでしょうか?

どうしても「明日から」になってしまい、なかなか始められない方も多いのではないでしょうか。

何故なかなか始められないのかどうすれば始めやすいのか精神科医的な視点でご説明していきます。

ダイエットをやろうと思いつつなかなか始められないなという方は是非お読みください!

 

ダイエット開始は自転車と同じでこぎだしが大変[人生を豊かにする自己効力感の話]

これまでの習慣を止めて新たな習慣を開始するというのはどんなものでも労力がいるものです。それが行っていくのに努力のいる習慣であれば尚更です。自転車が止まっているところから、しかも上り坂に向かってこいでいくようなものです。最初のこぎだしからスピードに乗るまではとても大変です。そしてその坂道の角度は人によってかなり違いがあります。最初の坂道を過ぎれば平坦な道のりがしばらく続きますので、いかに最初の上り坂をクリアしていくかにダイエットの成功のほとんどが詰まっていると言っても過言ではありません。

 

始めるときに自転車のギアを下げて少しずつスタートしていくのが得意な人もいれば、いきなり重いギアで一気にこいで軌道に乗せるのが得意な人もいます。それもまた改めて書きますが今回は坂道の角度についてを書いていきます。

何かを始めていく時に何故かどうにも始められない抵抗する力、坂道の角度は、それまでその人が培ってきた自己効力感が非常に大きく影響します。自己効力感とは聞き慣れない言葉だと思いますが、これをしっかり高められるかどうかは人生を幸福に感じられるかにも大きな影響を与えます。

簡単に表現すると、「自分をコントロールできる力があると信じる力」が自己効力感です。これが高まっていれば苦しいときにも踏ん張りを利かせることが出来ます。

 

ではどうすれば自己効力感を高められるのでしょうか?

心理学的に考えるといろいろと必要な要素はありますが、一番分かりやすくこれから効果を上げやすいのは小さくて良いので成功体験を積み重ねるということです。例えば、「今日はお昼ご飯のあとのコーヒーを無糖にする」「いつも上がっているあの階段を最初の二歩だけ一段飛ばしにする」など必ず出来そうな自分にとって取るに足らなく思えるくらいのものにするのがポイントです。

そうして自分で決めた目標を達成する体験を重ねるというのが非常に大切です。

このくらい出来るし変わらないよということであれば目標を変更しましょう。「今日は1日甘い飲み物は飲まない」、「エレベーターを使ってたけど必ず階段を使おう」、この目標だとどうでしょう?

それはきついかも出来ないなというのであれば、目標をその中間くらいに設定しましょう。そして目標を自分で設定することがとてもとても重要です。自分で目標を設定して自分で達成していく、自分で自分をコントロールする練習を少しずつやっていきましょう!コントロールすることが出来るようになってくると幸福感も高まってきますよ!

 

自己効力感を高めることはダイエットに役立つだけではなく、仕事にも子育てにも対人関係にも役立ちます。必ずあなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。

 

さあはじめましょう!

 

自己効力感を高めるチャレンジを始めるときに、目標をダイエットに関するものにしてみましょう。ダイエットを始めようと区切りをつけなくても自然と一歩ずつ身体も良い方向に変化していくでしょう。

 

あなたも今日から乗り越えられそうな目標を設定してひとつ乗り越えてみませんか?