38歳精神科医が腹筋割るログ

38歳3児の父が理想の体を目指して奮闘しつつ筋トレ情報を語るlogです。

ダイエットのプロは誰だ!?

野球のことはプロ野球界隈の人に聞けば間違いない、サッカーのことはJリーグ界隈の人に聞けば間違いないというようにその道のプロは多くの場合に専門知識でも優れていることが多いです。

精神疾患のことであれば精神科医にと胸を張りたいですが、一般の方の考える精神疾患と精神医学で扱うものとの間に乖離があったりゴニョゴニョゴニョゴニョ・・・

 

そんなこんなで果たしてダイエットのプロというのは誰なんでしょうか?

ダイエットのプロって何ですかって感じですよねー。常にダイエットをすることを生業にしてる人っているんですかね?だって一度目標体重までいってキープできていればダイエットの必要は一生なさそうですもんね。じゃあその後リバウンドしちゃう失敗ダイエットを繰り返している人なんでしょうか。

答えはノーです。そりゃそうですが。

意図的に体重を増やし目標の期日までに目標の体重まで減量するということを繰り返している人達がいるのです。

それではダイエットのプロをご紹介します!

 

ダイエットのプロは誰だ!?

いきなり答えです!

それは体重で階級分けされているスポーツ選手とボディビルダー(フィジーカー含む)です!

いやいやまだブラウザーを閉じないでくださいよ~。ここからも重要です。

体重別で分類されている競技選手のなかで言うと減量が厳しそうに見えるのはプロボクサーでしょう。本来の体重のひとつ下のクラスで戦うのが有利とされていると聞いたことがありますが、絞れずにタイトルマッチが流れてしまうことがあるほど過酷な減量を行っています。世界チャンピオンを狙うほどの人でも失敗することがあるというのはどれだけ普段から厳しい減量を行っているかがうかがい知れます。

一方でボディビルダー(フィジーカー含む)はどのように調整しているのでしょうか?彼らは筋量を増やすための増量期と脂肪を減らすための減量期を設けて調整をしていくことが多いようです。増量期と減量期を分ける理由を説明するには、同化と異化という言葉を理解して頂くのが近道です。同化とは体の中で合成して蓄えるという意味で、異化とは分解されて消費されるという意味です。現在の考えでは同化が体内で主に行われる時期には異化は行われにくく、異化が主に行われる時期には同化が行われにくいと考えられています。なので体脂肪を減らす異化と筋肉を増やす同化は同時に起こりにくいと考えるということになります。筋肉を増やしたい時には、同化がメインになるようにカロリーオーバーにしつつ筋量を増やします。減量期には筋量を上げるというよりは維持を目指してなんとか脂肪だけを落とすように工夫していきます。

ただしこれは体脂肪率3~5%くらいを目指す人の考えなければいけないことなのかと思います。私のような体脂肪が3分の1みたいな身体の人間は恐らく脂肪を落としながら筋量を増やすことが可能だと思います。また筋トレ歴が1~2年くらいまでの人はそこまで意識せずとも筋量が増えるという話もあります。ただ身体がどの期であるかを意識して1ヶ月おきくらいに緩い減量期と減量お休み筋量アップ期を設けた方が良いかなと考えています。

ちなみに、そこまでいける人はほとんどいないと思いますが、体脂肪が5%近辺になると夜の睡眠もまとまってとることが出来なくなったり、なんだかぼんやりしているように見えたりするので結構危険な水域です。精神疾患でお痩せになる方も痩せすぎて幻聴が聞こえたりすることもあるので注意が必要です。

この二種類のプロの内どちらの方がより我々にとって参考にしやすいでしょうか?

 

プロボクサーとボディビルダーはどちらがダイエット向き?

この2つのプロの違いはどんなところでしょうか?目標に向けて減量していくのはほとんど同じように見えますが実は明確な違いがあります。

 

それは①プロボクサーには持久力が求められますがボディビルダーでは持久力が求められないことと、②ボディビルダーはボディメイク自体が最終目標だということです。

①持久力を求められるとどうなるか

それはすなわち有酸素運動の量に関係します。プロボクサーと言えばロードワークと縄跳びと言うイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。かなりの時間を有酸素運動に割き、心肺機能を高めることが競技に有利だからです。私は今有酸素運動に多くの時間を割くことが難しいので自分にとっては不可能な方法であることになります。もちろんその上で食事管理をしながら厳しい減量に向かっているのだと思いますが、自分のダイエットに取り入れるには前提条件が違いすぎてしまいます。

一方でボディビルダー有酸素運動を行っている人がほとんどだと思いますが、競技上で心肺機能が評価されることがほとんど無いため、プロボクサーと比較すればかなり有酸素運動の量は減ります。筋トレでも強度が高いので相応のカロリー消費がありますが、基本的には食事管理が最も重要なポイントになります。

その点でより取り入れやすい部分が多いのはボディビルダー(フィジーカー含む)の方です。

②ボディメイクが最終目標だとどうなるか

ボディビルダーは筋量はいくら増えても問題ありません。階級が分けられる場合にも身長だけが分ける基準になります。競技の本質を考えれば当然ですね。むしろ増やせれば増やせるだけ増やしたいわけです。一方でプロボクサーの方は筋肉でも体重が増加してしまうので、安易に筋量を増やし続けるわけにはいきません。必要な場所に必要な分の筋肉をつけられるよう気を使います。

私はなるべく筋量を増やして基礎代謝を上げて太りにくく痩せやすい身体を作るのも筋トレの目標としていますので、その点ではボディビルダーの体作りの方が取り入れられる点がありそうです。

あんなムキムキにはなりたくないんだけど・・・

ボディビルダーを参考にというと必ずムキムキ恐怖症と戦わなければならない方がいらっしゃいます。しかし残念ながらあんなにムキムキにはなれません。たかだか2、3年本気で命をかけて筋トレしたところで軽くムキっくらいが関の山です。むしろなんでこんな頑張ってんのに全然筋肉つかねーんだよと泣きながら酒を飲むはめになる心配をした方が良いでしょう。なので筋トレしてたら気が付かない内にゴリマッチョになってたなんてことは絶対にあり得ません。大体人類の体が燃費が悪くなることをやすやすと許すなんてことはあり得ないわけです。なので安心して筋トレに励みましょう。筋トレしたらウエストが太くなるのではという方もいらっしゃるかもしれませんが、腹直筋の厚みが数ミリ変わったくらいで太くなるほどウエストが細いのですか、ならば筋トレしなくて良いんじゃないですかとデブ的には思ってしまいます。ええひがみですとも!

 

というわけで最後は脱線してしまいましたが、私の環境で行えるダイエットにはボディビルダーのボディメイクを参考にしていくのが効率が良さそうです。そこから得た知識をみなさんとも共有できたらと思いますのでまた読みに来てくださいね!

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました!