こんにちはモレキレカンです。
みなさん、ダイエットと聞いてどんなことを思い浮かべますか?
食事制限?ウォーキングやランニング?糖質制限?脂質制限?
「ウォーキングとかランニングって痩せるためにやっているんでしょ。サウナスーツ着て走るんでしょ」
きっとまだそうお考えになっている方はいらっしゃるんじゃないでしょうか。
結論から申し上げますと、ウォーキングやランニングといった有酸素運動は私のダイエットに不要です!というか必要不可欠ではありません。
本日の記事ではダイエットにおける有酸素運動の必要性や優先順位について書いていきます。
1.なんのために有酸素運動するの?
2.ダイエットにおける優先順位
3.有酸素運動を取り入れない3つの理由
4.最後に
ダイエットに有酸素運動は不要論
1.なんのために有酸素運動するの?
『何のためにウォーキングやランニングをするの?』
と聞かれたら、なんと答えますか?
「えっ、痩せるためでしょ」
『痩せるってどういうこと?』
「脂肪を燃やすんでしょ」
そうなんです。ダイエットの目的は脂肪を減らすことです。
では脂肪を減らすにはどうすることが必要でしょうか?
「だから走ったり歩いたり」
『走ったり歩いたりすればいっぱい食べても脂肪が減る?』
「いや、走ったり歩いたりする以上に食べれば太るでしょ」
その通りです。
すなわち食べたエネルギー量と消費したエネルギー量でどちらが多いかが問題になるわけです!
本質としては
摂取エネルギー量 < 消費エネルギー量
こそがダイエットにまず必要なことになります。
ここで考えてみて頂きたいんですが、この摂取エネルギー量や消費エネルギー量がどんなもので構成されているかです。
摂取エネルギー量 = 食べたり飲んだりした物のカロリー
消費エネルギー量 = 基礎代謝 + 食事誘発性熱産生 + 日中の活動による消費
といったところでしょうか。
見て頂くと分かりますが、飲食したもののカロリーが摂取エネルギーの全てを占めています。
そして有酸素運動が影響する部分は、消費エネルギー量の中の、日中の活動による消費の一部分です。
有酸素運動の目標が
摂取エネルギー量<消費エネルギー量
であるとするならば、有酸素運動がその中のほんの1要素に過ぎないということが分かっていただけたでしょう。
ダイエットにおける優先順位
私が考えるダイエットにおける優先順位は以下の通りです。
1位 食事
2位 睡眠
3位 運動
先ほど見たように
摂取エネルギー = 飲食したエネルギー量
なわけですから、
食事が消費エネルギーを超えないようにすることこそが、ダイエットな訳です。
そもそもdietという英語の本来の意味は食習慣や食生活という意味なのです。日本語でいうダイエットの意味もありますが・・・。
そしてカロリーだけに目を向けると失敗してしまうことも多くあるので、是非こちらの記事を読んでみて下さい。
そして睡眠も非常に重要です。食欲のコントロールにも関わりますし、脂質代謝にも関わります。精神科医的にはそれだけではなく、人生の基盤になるレベルで重要だと思っていますが、それはまた別の機会に。色々計算して痩せるはずなのにと感じている方は是非睡眠を改善してみてください。
そしてようやく三番目に運動が来ます。
「でも、あの人もランニングで痩せたとか、この人も水泳が良いとか言ってるよ」
もちろん運動がダイエットの役に立つことには何の疑いもありません。先ほど見たように消費エネルギーの中の1要素な訳ですから、運動で消費した分脂肪が減るのは必然です。
しかし、ここからが重要なのですが、そのダイエットのために始めた運動は一生続けられるのですか?ということです。
もしも続けられないのであれば、やめた時から
摂取エネルギー量 > 消費エネルギー量
になり、少しずつ脂肪を溜め込む日々に逆戻りです。
ダイエットというのは一時期だけ
摂取エネルギー量 < 消費エネルギー量
を作れば良い訳ではなく、
一生を通じて
摂取エネルギー量 ≦ 消費エネルギー量
を続けなければいけないのです。
少しずつ脂肪を溜め込むためにやっていた行動を見直し、とり除いていかなければいけないのです。
ダイエットをきっかけに体を動かすのが好きになって一生運動を続けるようになる方もいらっしゃるので、有酸素運動をまずやってみるのは良いことだとは思います。ただ、有酸素運動がダイエットに絶対に必要かと言われれば、そう言うことは全くありません。
有酸素運動を取り入れるよりも食事の習慣を見直す方が効果も高く、継続しやすいのではないでしょうか。
そしてそこに有酸素運動が加わればまさに鬼に金棒であります。
有酸素運動を取り入れない3つの理由
私はダイエット7週間目で一応順調に減っていますが、有酸素運動は一切行っていません。毎日30分程度の筋トレを継続しています。
その理由は3つあります。
(1) 時間効率が悪い
(2) 心肺機能を高める必要性が低い
(3) 40分以上の有酸素運動をすると筋肉がつきにくい?
(1) 時間効率が悪い
私が今出来そうな最大限の有酸素運動は軽いジョギング30分程度ですが、消費カロリーを計算すると、
消費カロリー=1.05×METs×体重kg
=1.05×5.0×85
=446.25kcal/時
なので30分だと223.125kcalとなります。
ダンベルなどを用いて筋トレを行った場合、実は同じ運動強度の5METs(6METs-基礎代謝1METs)で計算されます。さすがに同じ時間のジョギングと筋トレが同じ消費カロリーとは信じがたいですが、かなり近い消費カロリーになるのです。
筋トレの場合にはこれに加えて体の筋肉量が増える効果も期待できます。筋肉1kgが1日に消費する基礎代謝は13kcalです。うまく筋トレをすると初年度に筋肉が3~5kg増える可能性があると言われているようです。そうすると39~65kcal/日、1170~1950kcal/月の消費カロリー増が見込めることになります。
これは筋トレを行った日も行わなかった日も等しく自動的に消費されるエネルギーなのです!いずれ筋トレの頻度が減ったとしてもこの毎日の消費は変わらず保たれます。
要するに筋トレの方が有酸素運動に比べて消費カロリーの点だけ考えるとおまけが付いてくるということです。
(2) 心肺機能を高める必要性が低い
これに関しては有酸素運動の圧倒的メリットですよね。ただし私の優先順位から言うとそれほど高くありません。基礎代謝が高く、太りにくい体を作りながら痩せたいというのが一番なので、その中で取捨選択をすると、心肺機能はあるに越したことはないけど最優先ではないことになります。逆にスポーツや格闘技をやっている方ならば優先順位はかなり高くなるでしょう。
(3) 40分以上の有酸素運動をすると筋肉がつきにくい?
60%VO2max程度(私の場合6METs程度=軽いジョギングくらい)以上の負荷の有酸素運動を継続した場合にコルチゾールが上昇するという論文もあります。
https://pdfs.semanticscholar.org/91be/b7c44bda3ef85c641716b24cc28271b0fc55.pdf
一つの論文から結論づけることは勿論できないのであれですが、コルチゾールが上昇すると異化(体の中で分解する方向が優位になるということ)が進むと考えられており、筋肉をつけづらくなる可能性があります。
実際にどの程度コルチゾールが上昇すると、どの程度筋合成が阻害されるのかまでは調べていないので、もしかしたらあまり影響がないのかもしれないんですが、今後分かった時点で記事にしたいと思います。
なのでこの3については参考程度の情報であります。
4.最後に
今回、ダイエットに有酸素運動は不要論というあおり系のタイトルになってしまいました。何を言いたかったかというと、自分の目的にどのくらい今の行動が適しているかを考えながら努力をする方が良いということです。
せっかく努力するのだからより目標に近づきやすい方法をとりましょう!
あなたの目指す理想の体に近づけるよう適した方法を一緒に探していきましょう!
今日も最後までお読み頂きありがとうございました!!
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